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help リーダーに追加 RSS Virtual PC 2004 Service Pack 1 使用レポート

<<   作成日時 : 2006/07/19 22:31   >>

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はじめに


仮想マシン実行ソフト「Virtual PC 2004 Service Pack 1 (以下VPC2004」が無償公開された。これは、1万6000円程度で販売されていた「Virtual PC 2004」のアップグレードバージョンである。インストールパッケージは Microsoft Virtual PC ホーム からダウンロードできる。


VMware Server」も無償で配布されるようであり、前記した「Xen」と合わせて3つの仮想環境を無償で利用できるようになった。ユーザーにとっては非常にありがたい話である。


VPC2004」は、次期バージョンの「Virtual PC 2007」も無償公開予定ということなので、今後も楽しみなソフトである。今回は無償公開された VPC2004 を導入してみたので、そのレポートを述べたいと思う。


VPC2004 のインストール


VPC2004 自体のインストールは簡単で、VPC2004SP1.zip を解凍し、setup.exe を実行するだけで良い。インストールは静かに終了し、[スタートメニュー]−[プログラム]直下に[Microsoft Virtual PC]というプログラムリンクが作成される。


VPC2004TabletPC; Windows 2000 Professional Edition ; Windows Server 2003; Windows XP Professional Edition ; Windows XP Service Pack 1; Windows XP Service Pack 2 でのみ動作する。


ゲストOSのインストール


今回は、ゲストOSとして Vine Linux 3.2 をインストールしてみた。以降、順を追って説明する。



  1. ゲストOSのインストール用に、あらかじめ Vine Linux Home Page より Vine32-i386.iso をダウンロードしておく。

  2. スプラッシュスクリーン[Microsoft Virtual PC]を実行する。

  3. 新しいバーチャル マシンウィザードの開始【次へ】をクリック。

  4. オプションの選択初めて使用する場合は「バーチャル マシンの作成」にチェックが入った状態で【次へ】をクリック。

  5. バーチャル マシンの名前と場所の設定適当な名前と場所を入力して【次へ】をクリック。(特に指定しなければ "My Documents¥My Virtual Machines" 以下に作成される)

  6. オペレーティングシステムの選択インストールするOSが"MS-DOS"や"Windowsシリーズ"、"OS/2"なら選択ボックスの中から選択する。Linuxの場合は"その他"のままで【次へ】をクリック。

  7. 割り当てメモリの設定バーチャルマシンに割り当てるメモリ容量を設定する。自分のPCに搭載しているメモリ容量によって調整すれば良い。テキストモードなら64MBあれば十分だが、Xを使用するなら128MBは欲しいところ。

  8. バーチャル ハードディスク オプションの設定バーチャルマシンが使用するハードディスク領域を設定する。ディスク領域は拡張子.vhdを持つWindows上のファイルとして作成される。初めて使用する場合は"新しいバーチャル ハードディスク"を選択して【次へ】をクリックする。

  9. バーチャル ハード ディスクの場所バーチャル ハードディスクの名前と場所を確認して【次へ】をクリックする。

  10. 新しいバーチャル マシン ウィザードの完了良ければ【完了】をクリック。

  11. Virtual PC コンソールすると、Virtual PC コンソールに先ほど作成したバーチャルマシンが現れる。【設定】をクリックすると、メモリ容量やネットワークなどの設定が行えるが、ここではデフォルトのまま進めることにする。デフォルトではネットワークはホストOSと同じネットワークカードに別のMACアドレスを割り当てて利用するため、ホストOSとは別のIPアドレスを使用できる環境でなければならない。この場合は、他のPCからは2つのPCが存在しているように見える。

  12. ダウンロードしておいた Vine32-i386.isoDaemon Tools でマウントする。

  13. Virtual PC 起動画面【起動】をクリックしてバーチャルマシンをスタートさせる。通常の状態では Floppyディスク や CD-Rom からのブートとなるが、Daemon Tools を使用する場合は、メニューの"CD"から仮想ドライブに割り当てたドライブを"物理ドライブ"として選択すれば、ちゃんと仮想ドライブのイメージを読み込んでくれる。

  14. Linux インストール後は普通に Linux をインストールする。ディスク容量の割り当てはドライブの空き容量以下に設定しておけば良いだろう。実際には使用した容量分がWindows上のファイルとして消費される。

  15. マウスポインタに関する注意事項バーチャルマシンにキャプチャされたマウスポインタを外に出すには「Right Alt(右ALT)」キーを押したままウィンドウの外側にマウスポインタを移動させるとあるが、実際には「Right Alt(右ALT)」キーを一回押すだけでキャプチャが解除されるようだ。Left Alt(左ALT)キーは効かないので注意。


使用感


Linux用のバーチャルマシン追加機能が無いため、残念ながらLinuxの場合はホストOSへのテキストコピーはできないようだ。グラフィックとしてなら可能だが、結局スクリーンキャプチャと同じことなので大したことではない。ホスト側からのコピーは"メニュー"の"貼り付け"から行うことができるが、これもやや手間が掛かって面倒だ。貼り付けもサッと貼り付けられるのではなく、一昔前のコンピュータのように張り付く様が目で追えるほど遅い。この点において、LinuxをゲストOSとした場合の VPC2004 はあまり使い勝手が良いとは言えない。


ファイルのやり取りについては、ゲストOSがWindows系などの追加機能をサポートするものならドラッグ&ドロップに対応しているらしいが、Linuxの場合はネットワーク共有フォルダを介したやり取りになる。これは Samba を設定すれば簡単に実行できる。D&Dに比べると手間が掛かるが、十分利用可能なものだ。


動作はメモリを128MBに設定したのもあるかもしれないが、やや重めという感じ。Xを起動すると120MBぐらいは喰われてしまっていた。尤も、このテストを行ったPCのスペックからすれば十分な速度と言って良いと思う。背伸びせず、古いバージョンの Linux を使った方が良かったかもしれないが、無料で手に入ることを考えれば十分満足できる環境が整ったと思う。


そのほか、ちゃんとヘルプが用意されているので、困ったときには役に立つはずだ。


参考


Virtual PC 2004活用ガイド―for Windows

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